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Grove Beginner Kit for Arduino
Seeed社から販売されているこのキットはArduinoの初学に以下の点で優れています.
- 温度や加速度センサ,マイクや照度センサなどたくさんのセンサが一つにまとまっている
- ケーブルとgroveケーブルが最初から付属している
- パッケージに入れながら使える
- 安い
- 使い方になれてきたらGroveモジュールを個別に使ってプロトタイプ開発も始められる
- マニュアルが充実( wikiがあって,一つひとつ丁寧に作られている)
- arduino自体は最も一般的なarduino UNOとして利用できる
一方で,サーボモータやBLEがないなど,惜しいところもありますが,初学用としては十分だと言えます. 購入先はamazonやswitchscienceで購入できます.
このページでは実際にseeed社が提供しているwikiに従って入門を行った場合に必要な補足すべき情報をまとめておきます.まずは以下の公式リンクから進めていきましょう
Groveとは
Seeed社が昔から販売しているArduinoなどのオープンソースハードウェアで利用可能なセンサモジュールの商品名です.特徴としてはセンサとの接続はGroveコネクタと呼ばれる一般的な4芯の基盤実装コネクタを利用することで,ブレッドボードやはんだ付けを不要としている点です.今回のbeginner kitに含まれるモジュール以外にも多くの種類があります.以下のリンクから現在販売されている種類が確認できます.
国内だとスイッチサイエンスのgroveカテゴリで探すとよいでしょう.
入門
1. LED
void setup() { pinMode(4, OUTPUT); } void loop() { digitalWrite(4, HIGH); delay(1000); digitalWrite(4, LOW); delay(1000); }
2. Buzzer
void setup() { pinMode(5, OUTPUT); } void loop() { digitalWrite(5, HIGH); delay(10); digitalWrite(5, LOW); delay(10); }
// ド(523Hz),ソ(783Hz)を鳴らすサンプル void setup() { pinMode(5, OUTPUT); } void loop() { tone(5, 523, 100); delay(1000); tone(5, 783, 100); delay(1000); }
3. OLED Display 0.96
Arduino Library Managerから U8g2 をインストールしてから,以下のコードを実行
#include <Arduino.h> #include <U8g2lib.h> #ifdef U8X8_HAVE_HW_SPI #include <SPI.h> #endif #ifdef U8X8_HAVE_HW_I2C #include <Wire.h> #endif U8G2_SSD1306_128X64_NONAME_F_HW_I2C u8g2(U8G2_R0, /* clock=*/ SCL, /* data=*/ SDA, /* reset=*/ U8X8_PIN_NONE); // High speed I2C // U8G2_SSD1306_128X64_NONAME_F_SW_I2C u8g2(U8G2_R0, /* clock=*/ SCL, /* data=*/ SDA, /* reset=*/ U8X8_PIN_NONE); //Low spped I2C void setup(void) { u8g2.begin(); } void loop(void) { u8g2.clearBuffer(); // clear the internal memory u8g2.setFont(u8g2_font_ncenB08_tr); // choose a suitable font u8g2.drawStr(0,10,"Hello World!"); // write something to the internal memory u8g2.sendBuffer(); // transfer internal memory to the display delay(1000); }