electron:macos配布パッケージ

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macOS用の配布パッケージ

Electron で紹介した通りのやり方で、windowsもmacOSもアプリケーションを作成することができます。しかしながらmacOSの場合は出来上がったdmgイメージを第三者が利用した場合、

  1. アプリケーションを立ち上げる
  2. 開発元の不明なので開けないと言われる
  3. システム管理設定から「セキュリティとプライバシー」を開き、当該アプリケーションの「そのまま開く」をクリック
  4. アプリが起動するようになる

という一手間が必要でした。開発に明るい人なら問題ないのですが、本当に一般ユーザへの配布を考えた場合この手間はなくして上げたいところです。このページでは electron-builder を利用してパッケージを作成していますが、この作成の過程でappleによる認証手続きを導入することで上記問題を解決できるようになります。このへんのやり方に関していくつか記事が挙げられていますが、どれをやってみてもうまく行かず。electron-builderの公式も説明が馬場にとっては不十分で公証の手続きを完了することができませんでした。なんなら Notarizing処理に関しては公式では他人のblogを引用して説明すらしていません。そしてそこで紹介している記事は情報が少し古く、そのままでは最新のelectron-builder(22.14.5)ではASC_PROVIDERを環境変数に設定していないためエラーになります。一日いろいろやってみて、ようやく原因がわかったためこのページにまとめておきます。

まず基本的な流れは

上記のサイトの通り進めていきます。かなり丁寧に説明してくれています。しかしながら一箇所誤りがあります。.envに記載する AC_PROVIDERの中身は TEAM IDではありません。ここでずっとエラーで止まってました。全員間違ってる!!!困る、こういうの!!

では問題の ASC_PROVIDOR はどうやれば取得できるかというと、

に記載されているように

 xcrun altool --list-providers -u <自分のappleアカウントemail>  -p <アプリ用のパスワード>

で取得できる ProviderShortname でないといけません。 https://kent-and-co.com/866/ このページでも TeamIDじゃないよ!っていうのが謳われております。

  • /home/users/2/lolipop.jp-4404d470cd64c603/web/ws/data/attic/electron/macos配布パッケージ.1637605633.txt.gz
  • 最終更新: 2021/11/23 03:27
  • by baba