arduino:入力基礎:スイッチ

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arduino:入力基礎:スイッチ [2018/07/02 13:22] – 作成 babaarduino:入力基礎:スイッチ [2018/07/02 13:28] (現在) – [スイッチの基礎] baba
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 一般にスイッチにはいくつかの種類がありますが,まずは具体的に見てみます. もっとも安価なものに,タクタイルスイッチという部品があります.これは一般的にモーメンタリスイッチ と呼ばれるもので,押している間だけ内部の回路が通電する,というものです.下の回路図で試してみます. 一般的にタクタイルスイッチには電極が4つあります.内部的には単純に通電するかしないかなので,実際には 2本あれば十分です.これはタクタイルスイッチが様々な電子部品で利用される際,マトリクススキャン等の スイッチセンシングにおいて,電極がそれぞれ2つづつあると基盤的に都合が良いことが多いからです.では 実際にStart Simulationボタンを押し,ブレッドボード上のボタンを押してみてください. 一般にスイッチにはいくつかの種類がありますが,まずは具体的に見てみます. もっとも安価なものに,タクタイルスイッチという部品があります.これは一般的にモーメンタリスイッチ と呼ばれるもので,押している間だけ内部の回路が通電する,というものです.下の回路図で試してみます. 一般的にタクタイルスイッチには電極が4つあります.内部的には単純に通電するかしないかなので,実際には 2本あれば十分です.これはタクタイルスイッチが様々な電子部品で利用される際,マトリクススキャン等の スイッチセンシングにおいて,電極がそれぞれ2つづつあると基盤的に都合が良いことが多いからです.では 実際にStart Simulationボタンを押し,ブレッドボード上のボタンを押してみてください.
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 シミュレーションを開始すると,はじめから点灯しているLEDがひとつあります.これは抵抗からスイッチに接続された 電極がLEDの電極につながり,グランドへ流れることで点灯しているわけです.また左半分の2つのLEDはスイッチをおす ことで点灯します.これは右半分の電極が,左半分の電極と通電したことで,電源→抵抗→LED→GNDへと電流が流れた 結果です.ボタンを押すと右下のLEDの光が小さくなりますが,これは抵抗から流れる電流値がそれぞれのLEDに分散するためです. シミュレーションを開始すると,はじめから点灯しているLEDがひとつあります.これは抵抗からスイッチに接続された 電極がLEDの電極につながり,グランドへ流れることで点灯しているわけです.また左半分の2つのLEDはスイッチをおす ことで点灯します.これは右半分の電極が,左半分の電極と通電したことで,電源→抵抗→LED→GNDへと電流が流れた 結果です.ボタンを押すと右下のLEDの光が小さくなりますが,これは抵抗から流れる電流値がそれぞれのLEDに分散するためです.
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 では次にArduinoを利用して,スイッチのON/OFFを判別してみます.先のスイッチの原理を頭に入れたところで, どのようにすればスイッチを利用してHIGH, LOWを作り出せるか考えて見ます.スイッチの片側を5V,もう片方をGNDに つなげておけば,スイッチを押した際にHIGH,LOWの切り替えができる,とかんがえる方がいるかもしれません. これは誤りです.電源(5V)とグランド(GND)を直結させることをショートといい,様々な機器の故障につながります. 電源とグランドを接続する際は必ず抵抗を挟まなければ,抵抗が限りなく小さくなり,大電流が流れてしまいます. そこで,一般的にこのような場合にはスイッチと数KΩの抵抗を利用して,HIGH/LOWを切り替えるようにします. 具体的には下記の回路図で確認してください.スイッチの抵抗には5.1KΩ,LEDの抵抗には390Ωを利用しています. では次にArduinoを利用して,スイッチのON/OFFを判別してみます.先のスイッチの原理を頭に入れたところで, どのようにすればスイッチを利用してHIGH, LOWを作り出せるか考えて見ます.スイッチの片側を5V,もう片方をGNDに つなげておけば,スイッチを押した際にHIGH,LOWの切り替えができる,とかんがえる方がいるかもしれません. これは誤りです.電源(5V)とグランド(GND)を直結させることをショートといい,様々な機器の故障につながります. 電源とグランドを接続する際は必ず抵抗を挟まなければ,抵抗が限りなく小さくなり,大電流が流れてしまいます. そこで,一般的にこのような場合にはスイッチと数KΩの抵抗を利用して,HIGH/LOWを切り替えるようにします. 具体的には下記の回路図で確認してください.スイッチの抵抗には5.1KΩ,LEDの抵抗には390Ωを利用しています.
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  • 最終更新: 2018/07/02 13:22
  • by baba