gnuplot:02.基本的な作図

基本的な作図

ここでは論文などで利用するために基本的なお作法をおさえつつ、gnuplotでどのようにアプローチすればよいのかを解説します。まず、グラフについては必ず下記のことを守ります。

  1. 各軸に必ず名前と単位をつける
  2. グラフ中の文字を小さくしすぎない

グラフの線の描き方や背景色等いろいろ設定してみたいことはありますが、論文では上記2点のみをしっかりと抑え、後は見やすくできればなんでもいいです。特に軸の単位忘れ等はよろしくありませんので気をつけましょう。あと、スライドに利用する場合はいいのですが、論文中では基本図中にタイトルをいれることはありません。なぜならキャプションで図の説明をするからです。

上記のポイントを抑えて最低限のグラフ作図を行います。今回は体重及び身長のグラフとします。下記のcsvファイルをダウンロードしておきましょう。一列目が身長(単位はcm)二列目が体重(単位はkg)です。

sample.csv
164,60
178,80
168,69
170,58
165,68
160,47
155,45
164,60
170,62
148,40

では早速gnuplotにてシェルを立ち上げ、作図していきます。 # で始まる行に関しては説明文ですので実際にシェルに入力しないでください。

$ gnuplot
# x軸名を Height [cm]に設定、フォントはArial,14pt
gnuplot> set xlabel "Height [cm]" font "Arial,14"   
# y軸名を Weight [kg]に設定、フォントはArial,14pt
gnuplot> set ylabel "Weight [kg]" font "Arial,14"   
# 刻みに表示するフォントは Arial, 14pt
gnuplot> set tics font "Arial,14"
# 凡例をグラフの左上に表示し、フォントはArial,14pt         
gnuplot> set key top left font "Arial,14"
# x軸は0〜最大値、y軸は0〜100[kg]までをグラフの範囲とする。sample.csvはGroup Aという集団のデータ。各データはポイント(点)でプロットし、太さを5とする
gnuplot> plot [0:] [0:100] "sample.csv" title "Group A" with points linewidth 5 

文字フォントとサイズを統一し、サイズはデフォルトより少し大きめにしています。グラフの線分も少し太くしています。また set key では凡例(グラフ左上の “Group A”)のことです。ここを省略すると凡例はでてきません。一つの図を作成するのに最低限でも結構いろいろ入力しないといけないので、「なんだ、エクセルのほうがはやいんじゃないのか」と思う方もいるかも知れません。なれてしまえば gnuplotでも十分に快適に作業できるだけでなく、入力データが数万、数十万といったものの場合、gnuplotの威力が発揮されます。

  • gnuplot/02.基本的な作図.txt
  • 最終更新: 2019/06/23 17:04
  • by baba