====== プロトタイピング基礎 ====== プロトタイピングとは即ち実働する試作のことであるが,実働試作物の他,ビデオプロトタイピングやペーパープロトタイピングなど,ユーザ経験価値を創出するためのいくつかの種類がある.ユーザ・インタフェースデザイン(UIデザイン)において,プロトタイプを作成し,そこから得られるユーザフィードバックを基にさらにUIデザインを改善する手法は一般的である.この授業ではフィジカルコンピューティングやデジタルファブリケーションといった近年のものづくり変革を学習することで,新たな製品価値を創出するための基礎的なプロトタイピング知識と技術習得を目的とする. ===== 特別講義 ===== * 現場で活躍している方をお招きして一コマ分の講義をしていただきます. * 講義内容に関する感想を当日のレポートにします. ^ 講義日程 ^ 氏名 ^ 所属 ^ 役職 ^ | 2019/5/14 | 松尾高弘 | [[http://www.lucent-design.co.jp|株式会社ルーセントデザイン]] | 代表取締役 | | 2019/5/21 | 藤岡 定 | [[https://annolab.com|annolab]] | 代表取締役 | | 2019/6/11 | 吉池俊貴 | [[http://www.mplpl.com|m plus plus株式会社]] | CID | | 2019/6/11 | 鈴木龍彦 | [[http://www.mplpl.com|m plus plus株式会社]] | コンポーザー | | 2019/6/25 | 本多達也 | [[http://ontenna.jp|Ontenna]]/富士通株式会社 | デザイナー/イノベーター | ===== Paper Prototyping ===== 参考図書は下記の通り * D.A. Norman著「誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論」 * Susan Weinschenk著「インタフェースデザインの心理学」 ==== Paper Prototyping課題(ユーザビリティ評価とペーパープロトタイピング) ==== 授業で学習したペーパープロトタイピングに関して,sevencafe UIを元に,自らデザイン案を提示し,被験者に対して評価を行ってください. * [[https://www.dropbox.com/s/1ebemzdxbozivma/sevencafe.ai?dl=0|課題用データ(Adobe Illustrator形式)]] * [[https://www.dropbox.com/s/lyqgocl9a0bn3aa/sevencafe_example.ai?dl=0 | 課題提出例データ(Adobe Illustrator形式)]] * [[https://www.dropbox.com/s/1ks5qnsrqopor9x/sevencafe4handwritten.pdf?dl=0 | 手書き提出用課題データ(PDF形式)]] ===== 機能プロトタイピング ===== ここでは主に,Processing,Arduinoを利用し,ソフトウェアとハードウェアのプロトタイピング入門を体験します. ==== Processing ==== 各自の環境にProcessingをダウンロードし,動作を確認しておいてください.授業では主に * [[lecture:design_with_prototyping:processing編:00.前書き|Design With Prototyping]] のページを参照しながら進めます.プログラミングに関する入門的知識を学習しつつ,Processingを利用したプログラミングスケッチを体験していきます. ===== 時計盤面をソフトウェアでプロトタイピング ===== 実際にスケッチからプロトタイピングをしてみます. - 盤面デザインをスケッチし,デザイン指示書を作成する.デザイン指示書としては下記サンプルを参照してください. - {{:lecture:設計指示書.png?link&400|}} - 制作したデザイン指示書をもとにProcessingで制作する - プログラムの雛形:{{ :lecture:プロトタイピング基礎:clock_template.zip |}} 時計プロトタイピングの課題はkibacoに詳細な説明があります。 ==== Arduino ==== 授業前までに必ずインストールと動作確認(ソフトウェアが立ち上がるか)を必ず済ませておいてください。 * https://www.arduino.cc/en/Main/Software ===== 音を鳴らす ===== LEDでの基礎知識をもとに今度はスピーカを制御してみます。詳しくは下記ページで学習します。 * [[arduino:出力基礎:音を鳴らす|音を鳴らす]] ===== センサの値をPCに送る ===== CDS及び、静電容量センサ回路を作成して、センサからの値をArduino及びProcessingにて表示することを行います。CDSに関しては授業内で解説します。静電容量センサについては [[arduino:入力基礎:タッチセンサ|タッチセンサ]]を参考にしてください。 ===== touchDesigner ===== 2019年度最後の授業では touchDesigner の導入・入門を行い、課題提出をしてもらいます。授業の中ではtouchDesignerの基本的な操作方法から解説をした後、音に合わせて変化するコンピュータグラフィックスをいくつかプロトタイプしてみます。touchDesignerのインストールが必要なので、 * touchDesignerのインストール(ダウンロードリンク:https://www.derivative.ca/099/Downloads/) * アカウント作成(https://www.derivative.ca/Login/RegisterForm.asp) * 作成したアカウントでtouchDesignerソフトウェアのアクティベーション を必ず授業開始前までに済ませてください。 ==== Particleの作成 ==== Particleの作成は下記リンクを参照してください。 * [[touchdesigner:particle:02.炎|炎を表現する]]