====== 自作ソフトウェアと通信する ====== このページでは,8266と同じWifiに接続したPCやデバイスが直接8266とデータ通信を行うための手法を記載します. いくつかやり方はありますが,もっともシンプルで簡単な例としてUDPプロトコルを使うのが良いです. UDPはTCPとことなり通信相手とコネクションを作ってエラーなしにデータを転送しようとすることを諦めた方式です. なので,トラフィックがヘビーな環境においてはパケット欠損が頻繁に起こってしまいますが,相手に送りつけるだけでの 簡単な仕様なので扱いが非常に楽です. では実際に8266とPC上でProcessingを用いて記述したプログラミングの通信を行ってみます.8266のexampleとしては, ESP8266WiFiの中にあるUdpというサンプルを開き,SSID, Passwordを正しく設定してください.プログラムを書き込むと,シリアルモニタ上に 8266が接続した際のローカルIPアドレスが表示されるのでそれをメモしておきます. 次にProcessingではUdpライブラリをインストールします. {{:arduino:espr_developer:pasted:20191125-000918.png}} インストールが終わったら,exampleの中にある Contributed Libraries->UDP->udp を開きます.ここで,変数ipには8266のipアドレスを,portには8888を入れてプログラムを実行します.ただし8266もPCも同じwifiルータにぶら下がっていることが前提となるので注意してください. Processingを実行すると小さな窓が開くのでそこでキーボードの叩いてみると,タイプした文字がArduino側のシリアルモニタを通じて8266が取得してるのがわかります.また,同時にProcessingのデバッグ窓にも8266からacknowledgedというメッセージが飛んできているのが確認できます. {{:arduino:espr_developer:pasted:20191125-001326.png}}